2019年4月16日火曜日
スモークフレーバーニコチンガム
喫煙者の形見が狭くなる時代は、当分続きそうだ。2020年の東京オリンピックに向け、屋外や店舗での喫煙は、更に風当たりが強くなると見込まれる。この件に関して自分がどうしても解せないのは、なぜJTは「煙を出さないタバコ」に注力しないのか、ということだ。
嫌煙者の多くは、副流煙を嫌っている。医療費高騰まで言及する人もいるだろうが、割合としては僅かだろう。既にニコチンパッチやニコチンタブレットは存在しているし、嗅ぎタバコや噛みタバコだってある。このうち噛みタバコだけは唾を吐く必要があるので敬遠されるだろうが、そうしなくても良いものを開発することだって可能なはずだ。
これらは何れも体験として随分違うので、嗜好品としての位置付けは「別物」になるのだが、それは新しい体験でもある。それに煙が出ないから、禁煙(電子タバコでもダメ)のところで使えるわけだ。そして、それを緩和するのに煙の「味」を添加することは可能だろう。
単純な話、Amazonで市販されている「燻製液」というものがある。卵を漬ければ燻製卵になる、などといったものだ。もちろんこれは食べる目的のものなので味が合わないだろうが、これを改良して練り込むなどは簡単だろう。
種類としては色々考えられるが、ガム状のものが一番簡単だろう。色々なフレーバーを練りこんで個性を出す。噛んで柔らかくしたら嗅ぎタバコと同様に上唇の裏に挟み、効果が弱くなったらまた噛んで、再度貼り付ける、ということを繰り返す。これならガムと変わらないし、噛み続ける必要もないので、場所の制限は事実上ないはずだ。
こう言うと、「過剰摂取に繋がる」とか「子供が噛んでいても分からない」「喫煙習慣を増長する」などと言い出す御仁が出てくるだろうが、何れも口がタバコ臭くなるから直ぐに分かるし、値段で調整するのも良い。今までだってやる奴はやっていたし、そもそもタールが入る余地が無いので、従来より健康的だろう。
これはぜひ検討して頂きたい。
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