最近はNHKでもサンタが出発したことをニュースで流している。サンタカムという、ツリーに飾るダミーのカメラもある。Noradのサンタ追跡サイトももう長年見てきたが、サンタも最近のハイテク化の影響を受けているようだ。
さて、現実問題としてサンタクロースは実在するのかと言えば、現代人ならNoと答えるだろう。もしソリが空を飛んでいれば大騒ぎになるし、東京などは眠らない町であるから気付かないはずはない。その一方で、子供にはサンタの存在を信じさせようとし、一定の年齢になってそれが裏切られるまで続ける。これは矛盾だ。裏切られる気持ちを教えるため、とも思えない。
そして、サンタクロースは存在している、といえなくもない。グリーンランド国際サンタクロース協会にというものもあるし、そこの公認サンタクロースもいる。聖人ニクラウスは実在の人物であり、その逸話も本当のようだ。クリスマスの時期になると類似のボランティアをする輩もいる。
自分の子供にサンタクロースのことをどう教えるべきだろうかと考えるに、そこにヒントがあると思う。煙突から出入りし、ソリで空を飛び、世界中の子供にプレゼントを配るようなサンタは居ないが、貧しい人や子供にプレゼントを配る、赤い服を着たサンタクロースは存在するのだ。そしてその動機は聖人ニクラウスと同じくボランティアの精神であり、その一人ひとりは普段は人間であるが、その時だけは本当にサンタクロースなのだ。それはアメリカ人が信じるスーパーヒーローのようなものなのかもしれない。
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