2016年12月12日月曜日

血液型占い

日本人固有の趣味らしい。海外には日本ほど血液型がキレイに分散しておらず、A型が殆ど、などの国も多いそうだ。

統計学的に見ればこの根拠は薄いということだが、そもそも性格を定量的に評価するのは相当に困難なのだから、その統計手法自体も問われるところだ。知る限りで「これぞ完璧」と思える反証(血液型占いには根拠がない)は知らない。

血液型には人種が関係している、つまり遺伝子まで遡っているから論理的根拠はある、という人もいる。これは一応筋が通っている。日本人は一人ひとりの顔がかなり異なる民族で、その理由は縄文人と弥生人、更には大陸からの血が混じるからだとか、秋田美人の根拠は何だとか、単一民族と言いながら実際には混血が豊富な国民性らしいとかいうのは説得力がある。

そもそも性格とは何か、遺伝が50%経験が50%などと言うがどうやって測ったのか、双子で実験して云々というのも、ネタとしては多数あっても真面目な研究はあまり見ない。もしそれが解明できたとしても、差別になるから企業としては使い辛い。つまり真面目に研究する気になれない。であれば楽しんだ方が勝ちだ。

技術屋だからといって、趣味や娯楽の範疇まで論理的である必要はない。ここでは屁理屈を言って楽しむのが吉だ。ただ、四柱推命や星占いのような生年月日を基にするものは、どうも根拠に賛同できない。風水にしても、一部に納得できる論理はあるものの、どうも全体としては根拠に薄いように感じる。

ここら辺が技術屋の限界なのだろうか、どちらも同じくらい胡散臭いものだとは思うのだが。

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