2016年12月25日日曜日

風邪治療用電気寝袋

風邪の初期に体を温めることで免疫力を高め、軽いうちに治す、という療法があるようだ。一説によると、37℃を維持すればかなり効果があるとのこと。人によっては長湯をしたりサウナに入ったりするそうだ。そこで考えるのがタイトルの道具だ。
原理は簡単で、電気毛布のような電熱器具が仕込まれている。低温やけど防止のため、内部のあちこちには温度センサがついており、39℃以上にはならないように調整する。使用法は、この寝袋にくるまって寝ているだけでよい。1時間でタイマが切れて終了である。
のぼせると困るので、頭部には電熱線はない。また、最高温度は0.5℃刻みで設定できるようにする。寝袋自体は通気性を確保し、また電力が無駄にならないよう、外側をアルミコーティングするとよい。
電源を入れなくても通常の寝袋として使え、また37℃以下で使えば暖房の節約になるからそちらの効果もある。だが電気を使う関係上、キャンプに使うのは難しい。せいぜい車中泊が限度だろう。
風邪と書いたが、インフルエンザでも胃腸炎でも、とにかく細菌やウィルスに基づく感染症なら一定の効果が期待できるはずだ。難しいのは温度補償で、センサの配置や構造には絶対に壊れない安全なものが必要だろう。安全装置としてのサーモスタットと正確な温度測定のためのサーミスタ、配線、消費電力モニタ、制御コンピュータなどが必要になるだろう。

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