2018年3月27日火曜日

自動運転小型バス網


自動運転はバスにとっても脅威になるはずだ。特に閑散としたバスの運営にはダメージになる。そこで大型バスを廃止し、小型自動運転バスに切り替える、ということは十分に考えられることだ。恐らくそのバスはせいぜい10人乗りで、2×5mクラスだが背丈は従来並み、という、ややノッポのものになるのだろう。

時刻表を廃止すると共に停留所にLPWAボタンを設置しておき、路線毎にボタンを押すとバスが呼ばれるようにしておくと共に、バスもAIを使って予測配置し、客を待たせない工夫をする。ボタンが押されたときのバスの配置によって、既に向かっているバスがあればそれを示し、いずれにしても到着予想時間を表示できるとよい。人数が多ければ当然バスは複数台で連なってくることになる。人が多いバス停では、監視カメラを併用することでそれに対応する。

アプリを配布することで、バスの呼び出しをスマホからできるようにしたり、あらかじめ降りる停留所を指定しておくと降車を促してくれたり、乗り継ぎを知らせてくれたり、という工夫も出てくるだろう。それらはマーケティング情報としてバス会社の役に立つだろう。

ここまで仕掛けが作られると、バスは運営できる路線が変わってくるから、統廃合も拡張もできるようになる。路線同士の接続が売りになることもあるし、狭い路地もバスルートにすることができる。ちょっと改造するだけで、病院バスやイベントバスなどにも転用が可能である。

これは自動運転タクシーにとって強力なライバルになる。善き切磋琢磨が見られることを望む。

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