2018年3月7日水曜日

QR-IDプリンタ内蔵スキャナ


今の家庭用スキャナには、当然ながら印刷機能はない。だがこれにQRコード印刷機能を付ければ、格段に用途が広がる。そういうアイデアだ。

このQRコードは、紫外線ないしは赤外線インクで印字される。つまり人の目には見えないが、カメラでは読み取り可能だ。QRコード自体は、使用しているスキャナのID(ベンダと製造番号)+単なるシリアル番号でよい。これで一回スキャンすると、その印としてIDが印刷される。

IDを付ける理由は、整理と証跡管理だ。例えばこれをGoogleフォトに上げたとすると、スキャンした画像であることを認識して、時系列に整理してくれる。これだけでも便利だが、スキャンと同時に記録されるので、例えばオンラインサービスと連動することで、署名なしでも改ざんされていないことが確認できる。

もちろん、IDとスキャン内容(OCRなど)は即座にDB化可能だから、その後の検索もIDをキーにできるし、類似の書類であってもIDで区別できるなどのメリットが出る。

QRコードがあれば、書類を探すのはぐっと楽になる。例えば髪を広げておいてスマホでスキャンする、なんてことも可能なはずだ。同じような形の段ボールを積み重ねていて、タイトルをいちいち読むのではなく、カメラを向けるだけでMRでその段ボールを光らせるとかファイルを光らせるというようなこともできるだろう。

目に見えないQRコードを薄い透明シールに印刷して貼り付けると、モノの管理にも同じようなことができる。RFIDよりも実現性の高い、室内のモノや書類の簡単な認識法になり得ると考える。

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