https://jp.techcrunch.com/2018/11/07/2018-11-06-this-3d-printer-squirts-out-wet-paper-pulp/
3Dプリンタの材料として、プラスチックでなく紙パルプを使った事例だ。
これは面白い。紙は日常空間に溢れているし、何よりも自作が可能だからだ。シュレッダーには湿式シュレッダーというものがあって、裁断するのではなく湿らせてどろどろにする。モノによってはその場で新たに紙に再生するものがある。この技術を応用すれば、自宅の余った紙で作ることができる。
この事例の作品の見た目は美しくないが、乾けば市販の塗料で幾らでも化粧が可能だ。工作精度も悪そうだが、これは将来的には改善が期待できるだろう。そうした上で何ができるか、何を作りたいか、色々と想像ができて面白い。
日常に発生する紙と言えば、包装紙や梱包箱(ダンボール)、雑誌新聞といったところだろう。量的には結構なものだ。従って、ペン立てなどの文具、小物ものも可能だろうが、消耗品ではないものを作ることに意義は薄く、それなりの消費があることが望ましい。そこで考えてみると、
- 買い物袋(バッグ)。麻紐や市販の紙紐と組み合わせた強度強化が望ましい。
- 皿、コップ、カトラリー(箸、フォーク、スプーン)。
- 梱包箱(リユースではなく最適なサイズに作り直すリサイクル)。
- 封筒。
- ぞうきん、給水材。
- 紙おむつ。子供の下着。
- 紙粘土。
- 子供のおもちゃ。積み木など。
- クッション材、断熱材。
- キッチンペーパー、メモ用紙、トイレットペーパーなどの薄いものが作れるかどうかが不明だが、もし可能ならこれらも考えられる。
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