2018年12月24日月曜日

IoTは全部カメラで


だいぶ昔、メーターをWebカメラで常時撮影する、というIoTを考えたことがある。その時は冗談の積もりだったのだが、Webカメラや通信回線が安価になり、本当にそういうシステムが登場してしまってびっくりしたことがある。あの時特許をとっておけば。。。

閑話休題。類似の発想として、メーター以外の受動的なセンサはカメラで代用する、という考え方はあってよいと思う。例えば水位センサや位置検知などは、フローティングスイッチやレーザー測距器など色々手段があるのだが、適材適所でいくのではなく全てカメラと画像解析でやってしまいましょう、とするのだ。

もちろんそれは大いなる無駄なのだが、メリットもある。調達が簡単になるし、いざ何かあった時に潰しが利く、というところだ。例えば上の水位センサだが、レーザーより精度が数段落ちるデメリットはあるのだが、ある日水位だけでなく水の色も見たいとなったとき、センサを追加しなくてよい。

あるいは距離センサで、一定の距離でアラームが出るようにセッティングしていたとする。その距離の基準が変わった場合、従来なら現地に行ってセンサの再調整が必要なところ、ソフトの書き換えで済む。

一つ二つならあまり変わらないが、例えば浄水場の集中管理をしている、などといった場合では、現地にいちいち行くだけでも大変だ。それがボタン一つでできるのなら、大いに管理の手間が省けるはずだ。

同様に、アクチュエーターも「人型ロボットの人型の手」で操作するようにしておけば、つぶしが利くはずだ。SFでよく出てくるような、本来の使い方ではない使い方をしてピンチを切り抜けるようなアイデアが出たとしても、従来型のアクチュエーターでは無理だろう。人型の手で操作するように作っておけば、イレギュラーにも対処できるはずだ。

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