2018年12月9日日曜日

有害廃材を蓄電に使おう


https://jp.techcrunch.com/2018/11/08/2018-11-07-the-cost-of-energy-storage-has-stalled-adoption-of-renewable-power-energy-vault-has-a-solution/

Energy Valutという会社が、風力発電の蓄電に関し、コンクリートブロックの位置エネルギーによる方法を提案している。揚水発電と原理は同じで、持ち上げるのが水ではなくコンクリートである点が異なるだけだ。

このコンクリートは、建築廃材が使われるのでコストが掛からないとされている。だがもっと低コストにする手がある。それは、有害廃材の利用だ。

この代表は、原発の解体廃材だ。さすがに燃料廃材は厳しいと思うが、建築廃材程度の放射性廃材は大量に出るだろう。単に廃棄する、リサイクルする、どちらの選択肢もなく、管理保管する必要がある廃材だ。ただ鎮座させるのではなく活用すれば、少しはマシというものではないか。

他にも、化学汚染された廃材は似たような管理保管や特殊な処分が必要だし、複合廃材は埋めるしかないが、ここに持ってくれば少しは役に立つ。元々マイナスのコストを持つものだから、双方にとってメリットがあるのではないか。

もちろんそのためには多少管理が厳しくなるが、どうせ郊外に作るものだし、大部分は機械が触るだけだ。細かい調整は必要にしても、大きくコストが跳ね上がることはないと思う。

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