2018年12月18日火曜日

日記型公式記録帳


電子母子手帳の利用が広まっているようだ。現状ではまだ紙の手帳の補完の位置付けだが、お薬手帳と合わせ、これは色々と面白いポテンシャルを秘めていると思う。

この話とタイトルとの結びつけだが、こんなイメージだ。ユーザは、イベントがあれば何でも写真に撮って、必要に応じてコメントを書く。これはユーザにとっては日記だが、同時にイベントへの参加の証拠にもなる。母子手帳で言えば、予防注射の様子を撮り、領収書を撮れば、それが電子母子手帳への反映になる。写真から領収書を認識してカルテと紐付けし、更に電子母子手帳への記録とする、というわけだ。

これがお薬手帳になると、もちろん処方箋を撮影することになる。これを近所の薬局に伝送し、薬局に着いたら既に調合済みの薬を受け取るだけ。受け取ったらその薬の説明書をまた撮影すれば、ジェネリックへの変更なども反映される。

他にも、給与明細やレシートを撮影すれば家計簿に反映するといったものも同様だ。全ては(写真入りの)日記がベースとなり、OCRと画像認識、バックグラウンドでのマイナポータルや各種企業DBとの連携で記録が作成される。

今までも、個人の旅行の記録などはこれで作れただろうし、事実Googleフォトなどでは似たようなことができる(誰と何処で会った、など)。これを公式の何かと結びつけるところが新しいところだ。しかし仕掛けとして難しいところはそれほどなく、やる気やその条件整備などの方が難しい。

献血手帳、母子手帳、お薬手帳は、その中でも比較的とっつきやすいものだと言える。これから実験を始めて徐々に拡大していくと、知らず知らずのうちに何でも撮影することで全てが上手くいく世の中ができていく。そんな未来を想像している。

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