2016年10月1日土曜日

クラウドネイティブ

用語の定義は色々あるだろうが、その本質はスケールアウトと移植性にあるのだろうから、過去何回も夢とされてきたシングルコード・マルチプラットフォームへの夢が開ける。

恐らくそれは、並列言語とNoSQL、ライブラリからなるロジックパートと、スケーラビリティやレスポンス、課金に関する非機能要件パートからなるソースコードで、前提とするのはAWSのようなパブリッククラウドおよび互換性のあるプライベートクラウドだ。但しIaaSではなく、非機能要件パートを読み込んで適宜スケールアウトするミドルウェアが搭載されている。

非機能要件パートの書き方次第では、プライベートクラウドとパブリッククラウドの間の無停止ローミングができたり、地震災害の際にその地域を避けて再構成したり、あるいはパブリッククラウドの価格改定に合わせてクラウドベンダ間を行き来して料金を最適化したり、ということが可能になる。

非機能要件パートの文法とスケールアウト用ミドルウェアの実装は、新たに開発されるものなので何でもよいが、そのうち標準化されるだろう。

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