2016年10月4日火曜日

家庭用フリーズドライ機


業務用の機械が百万円台からあるくらいだから、家電メーカーが頑張れば家庭用もできるのではないか。そう考えて調べていたところ、見つけたのが「冷凍焼け」。
そう、冷凍焼けはフリーズドライの一種なわけだ。冷凍焼けとフリーズドライの違いは、氷が昇華した後の食品が酸化してしまうかどうかだ。だから、ここさえ抑えられれば、家庭用フリーズドライ機も不可能ではない。
ここから先は夢想の世界だ。冷蔵庫の一室として、新たに「フリーズドライ庫」を作る。ここは、まずはマイナス30℃位で一気に冷凍し、その後温度が上下を繰り返す。これが氷の昇華を促進する。
この中は密閉性を高くしておき、酸素を無くす。これには単に脱酸素剤を入れておけばよい、と言いたいところだが、連続的な手段が必要だ。確かパナソニックが酸素エアチャージャーを作っていたが、あの原理が応用できるかもしれない。
食品は水蒸気を通す袋に入れておくか、あるいは乾燥剤と一緒に密閉する。温度の上昇に合わせて水蒸気が発生するので、これはファンで飛ばす。
以上により、真空ポンプを使わないフリーズドライができてしまうことになる。できあがったブツは、改めて脱酸素剤/乾燥剤と共に密閉して保管する。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。家庭用フリーズドライの機械は既にアメリカで発売されております。 
     HarvestRightというものですが、なかなかのお値段です。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。さっそく調べてみました。
      Small Freeze Dryerが$2295、サイズは電子レンジ2段重ね、といったところですね。
      結構なお値段ですが、電子レンジの初期はもっとしたそうですから希望はありますね。

      削除

注目の投稿:

超音波モーターの原理によるVR用トレッドミル

  VRにおけるリアリティ問題の一つに、その場で動くのではなく移動する場合、つまり歩いたり走ったりすることが挙げられる。実際にはその場にいるので、歩いたかのように足場を調節してやる必要がある。 これを実現する方法として、すり鉢状の滑りやすい足場を作っておく方法と、トレッドミルを使...

人気の投稿: